陶芸とは"土を焼いたもの"

それは「柔らかい土を欲しい形にして(より)固くする行為」

土とは皆さんの立っている大地ですね、どこにでも存在します。が、よく見てみると色んな色があります。そして触れば質感の違いにも気付くはずです。
どのような土でも焼く(焼成)と固くなるのですが、その成分によっては加熱する途中で崩れてしまったり溶けてしまったりします。
そもそも焼く前に[焼きたいカタチ]に(成形)しないと土を固くする意味がありません。
結果、人類の編み出した技は加熱に耐えうる成分の土を扱いやすく調節する事でした。今から2万年前の話ですw

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扱いやすく調節(菊練)
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工房で使う土は愛知県産

本来は大地を切り取り粘土を生成する工程が先ずあるのですが、ここは割愛致します!
ひと言残しておくと、中世では「焼き物先進国・中国」の焼き物に倣うため何人もの陶工が土の生成に人生を掛けております。
ともあれ、工房で使用しているのは日本の六古窯(ロッコヨウ)と謳われる産地「瀬戸」の土です。
瀬戸でも様々な土が取れますが初心者に扱いやすく色々な釉薬が発色できる土を選びました。

陶芸の工程

「成形」→「素焼き」→「施釉」→「本焼き」

 1日の体験でイメージをカタチにできる成形法として、回転力を利用する「轆轤」と 掌の温もりがカタチにそのまま残る「てびねり」、「タタラ作り」という粘土板を変形させてカタチにする「フードボウル」「プレート」を用意してございます。
本来はもっと時間を使う方法として、鋳型に溶いた粘土を流し込む「型作り」、何層もの成分の違う土を重ね模様を作る「練込」などもあるんです。

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幼少の記憶蘇る粘土遊び(蘇る記憶には個人差があります)
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鋳込みの型作り(トロトロのこれも粘土)

3段目になってしまったが結構大切

持って帰れませんっ!!

 扱いやすい土作りにとっても大切なことが水分の調節です。土の成分が全く同じでも水分の量でカチカチだったりトロトロだったりするのが粘土
次の工程である「素焼き」をする為には水分を完全に飛ばしきらねばなりませんが、強制乾燥というものができません。ゆっくりゆっくりと寝かせ1~2週間を掛けて乾燥させます。さらにそこから「施釉」「本焼き」と工程を経てゆくわけです…
 そうです、作った作品は作った当日持って帰る事ができません。受け付けで口頭説明を必ずさせて頂いておりますが、体験日から焼き上がりまで1カ月半~2カ月のお時間を頂戴致します。(作品を結婚式のご両親への贈り物などにする特別でありさらに切羽詰まった状況の場合は別途ご相談ください)

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乾燥中の図
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そしてただただ乾燥

まとめて3工程

作品が完成するまで

 「素焼き」とは低温焼成を掛け程よい作品を固さにする事です。日常身の周りにある植物を入れる植木鉢などがこの状態に属します。この状態ではまだ粘土は脆く、見た目には解りませんが隙間だらけなので水が漏れます。
※こぼれ話ですが、現在でも上水道設備のないアフリカの地域ではこの低温焼成の大きな水甕は生活で使用されているそうです、漏れるという性質を利用し甕の表面から滲みた水が蒸発する気化熱で温度を奪う事で水の腐りを予防するそうなのです!すごい!!
 素焼きは器の管理を容易にする他、「施釉」での釉薬の吸着も好くさせてくれます。国内外問わず素焼きをしない焼成システムの地域は沢山あります、素焼きをしないから間違っているというものではありません。

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乾燥中の図
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そしてただただ乾燥

 しかし素焼きをすることで器づくりの選択肢は増えます。工房の体験メニューに用意されている「下絵付け」「パステル絵付け」に代表される「染付け」言われる釉薬の下に残す装飾はこの時に施します。
後々高温で処理してしまうのであまり鮮やかな色使いが出来ませんが、陶器に施す装飾としては特別な訓練なく誰にでも扱いが容易と言えます。
 さて、次の工程は「施釉」釉薬を施すことです。釉薬の歴史はながーいです。自然釉といわれる焼成の副産物から始まり、「唐三彩」で有名な黄・白・緑、それに赤と青を足して「五彩」、先人の研鑽の賜物として少しずつながい年月を掛けて増えていったものです。
釉薬の作用として、彩(イロドリ)はもちろんですが、「強度アップ」「水漏れ防止」という側面も重要です。

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乾燥中の図
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そしてただただ乾燥

本焼き

 最後に本焼きです。焼き物界の標語に「土練3年窯8年」という言葉があります、8年間炎を見つめ火加減を体感できる様になるという教えです。余談です。
成形に用いた土の成分や施した釉薬の成分、その発色のさせ方で焼成温度は決まります、工房では1225~1245度での焼成を目指しております。
使用している15種類の釉薬に最適かつ作品の生活上の使用に充分耐えうる焼成温度です。
本焼きが終わり窯の熱の冷めるまでの3日間を待ち蓋を開け取り出した作品をひとつひとつチェックします、どうしても窯傷の出る作品もあるので再度焼成を加えたり樹脂補修をし工房基準をクリアした作品から体験者へ発送いたします。

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